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改めて読んで、共感できる事が一番多い漫画だと思いました。
誰かが輝かしく、自分があまりにちっぽけな存在に思えるという事。
自分の一番好きな人が自分の事を一番好きになってくれる、それぽっちの条件なのに、永遠に揃わない気がする事。
この時期に竹本くんが感じていた、感覚。
からっぽの音が聴こえてくる事。
答えなんてないという事。
自分の言葉を総動員しても、届かない想いがある事。
色んなモノで目隠ししていた「カラッポ」の自分に気付く時が来る事。
今、ちょうど「からっぽ」の状態。
どこからとなく問いかけられる「居場所が有るのか」という問いに、答えられない。
誰かに必要とされるという存在は、無いと気付いた時にはもう遅いのだ。
逃げても変えられない現実が有って、その中に居るしか、ないんだ。
*1:はちみつとクローバー