運命と宿命
帰って来て速攻一度寝たので、ちょっと長く書いちゃいます。
今日は下北サンデーズ最終回。
実は、最終回だっていう認識をしないまま見ていました。
今日の放送の中で一番残っている言葉を紹介します。
宿命は変えられない。でも運命は変えられる。
このドラマの主役、里中ゆいか*1の台詞です。
「今の両親の元に生まれた事、おじいちゃんが旅一座の座長だったこと、この姿に生まれたこと、これは私にはどうすることも出来ない宿命です。でも運命は違う。これから自分で変える事が出来るんです。」
「運命」という言葉は、「宿命」という言葉と並べる事によって、
こんなにもわかりやすく理解できるものなんだと、初めて気付く。
この時の「里中ゆいか」に、「運命の向こう」を聞かせてあげたい!!そう、強く思った。
まさにこのとき、「明日が見えない」という状況に彼女は居たのだから。
そして「君よ、負けるな」とエールを贈りたかった。
ドラマの撮影を飛び出していった里中。
その姿が「てるてるあした」で自転車に乗って走り出すてるちゃんにだぶった。
・里中は現実に立ち向かって、それでも自分のあるべき場所へ帰ろうと走り出していった。
・てるちゃんは今ある現実を認めたくなくて、でも認めなくてはいけないという現実と戦っている時。
どちらの場合でも、この曲は二人にエールを送ってくれる。
結局「下北サンデーズ」に戻る事を決めた、里中。
牛乳おじさん&バイト先の方々に背を押されつつ、本田劇場へ。
そこに本物の本田さん*2も居て、背中を押してくれる。
驚愕の会場&劇団員。
「バカ」という言葉の中にも想いが詰まっていて。
受け止めた座長の「おかえり」
現実をみつめ、今の自分のままで良いのか、それとも違う道を行くべきなのか。
里中は現実に立ち向かい、納得できる場所として下北沢を選んだ。
何かに立ち向かう時、たった一人では折れてしまうかもしれない。
でも支えてくれたり相談できる人が、一人でも居るだけで、
背を押されたり、間違った方向へ行かないように引き止めてくれる。
大切な事は「どれが正しいか」ではなく、
「どれが一番自分にとって後悔しない道なのか」だ。
※改めて「運命の向こう」という楽曲は、沢山の人に届けて欲しいと思いました。
こういうドラマの中のみならず、「運命に立ち向かわなければならない」という、
現実を抱えた人は沢山居るのですから。